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基礎体温は、女性のカラダのサイクルを知るための重要な指標です。

基礎体温の計測の方法は朝、目覚めたときの体温を測るだけです。

基礎体温をしばらく記録していくと、体温の低い期間と高い期間があることがわかります。

低温期はだいたい月経の開始とともにおよそ12~18日程度続きます。

この間、脳の下垂体からは卵胞刺激ホルモンが分泌され、卵巣で卵胞が育ち始めます。

さらに下垂体から大量に分泌される黄体形成ホルモンに促され、成熟した卵子が卵胞から飛び出す=排卵します。

排卵後、卵胞は黄色く変化面体化)して黄体ホルモンを分泌します。

また着床に備えてさらに子宮の内膜を厚くするよう指令を出します。一方、基礎体温は上昇に転じ、高温期へ。高温期は12~16日程度続くのがのぞましいです。

その後、妊娠しなければ、月経が始まって体温も下降していきます。

このように基礎体温を何周期か継続して測ってみると、きちんと排卵していうるどうかやいつ排卵するのかといった自分なりのサイクルがある程度予測できるようになります。

また、高温期の長さがわかれば、次の生理開始予定日や黄体形成ホルモンがちゃんと機能しているかの判断が可能にI、反対に低温期のみで高温期がなかったり、あっても極端に短かったり、低温期と高温期の温度差が0.3度以下だったりする場合は、何らかのホルモン分泌機能不全を疑うべきです。

また、月経が来るべきタイミングで来ない場合。それは妊娠の可能性があります。このように基礎体温は女性の体に状態をあらわしてくれて妊娠にかかわるヒントを与えてくれます